また菊地 成孔 の著を読みました。「聴き飽きない人々」。この本の中では各音楽のカテゴリーをテーマに対談形式でそのカテゴリーに独断と偏見でアルバムを上げていくのですがこれが面白い。先日読んだ「サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍」よりもねやっぱこの手のほうが好みです。さてその対談の中で、今の音楽を聴く若者はどうもコアな方へ行きいいものをいいと認めない節がアルというような部分がありまして。小生なんかの音楽を聴いてきた変遷なんてまさにその通りなわけです。それは音楽に限らず。例えば映画だったらハリウッド大作ものとか基本的には興味がないし(でも見たら見たで、スゲー満足するんだけど)。まぁただ単純に天邪鬼という話しもありますが、本の中に出てくるように渋谷系がはやっていた時代は高校~大学生。その頃渋谷系の流れで橋本徹氏の仕掛けた(?)フリー・ソウル・ムーヴメントなんかがあってやっぱりそこに小生はのっかったしね。でもね本の中に「カイリー・ミノーグ」がいいとか書かれてしまうとですね、世間のヒットチャートを避けてきた自分はもしかしてすごく損をしているのかも知れないと思ってしまったんですね。この年になって通ってこなかったメタルやHRをむさぼり聴いている自分は何か青春を取り戻している男なんですが、もっと例えばポップより、蕁麻疹が出てくるような80'sシンセバリバリ、ビルボードヒットチャートTOP10みたいなものに名曲は潜んでいるのではないか。仮にも大衆から(もちろん業界のプロモートの仕掛けだってあるけど大衆の共感が全くなくしてはありえない)の支持が沢山あったわけでしょ。いいもんはいいんですよ。絶対。という分けで、今週末からブックオフ廉価・中古盤から色々拾って(勿論買いますよ!)きてみたいと思います。なんか最近そういう特集レビューとかやっていなかったし。シリーズにして見ます。もしかしたら運気?というか人生変わるかもしれないし。うそ、そんな世の中あまかーない。知ってます。よーく知ってます。良いのです。今までトライしなかったことにチャレンジ(?)することはグッドなコトなんです。お金が続く限りやってみます!